「中華そば勝本」に3日通った理由

神田・神保町



「中華そば勝本」(東京・水道橋)
先日「つけそば神田勝本」 に感動して、今度は水道橋の「中華そば勝本」へ。
サプライズを楽しみに、お店の予備知識ゼロ&メニューも知らない、まっさら状態で、
男子率高め(というか男性しかいない…)の行列に並ぶ。


スープの種類は3種類。煮干し醤油、あさり塩スープ、煮干し豚骨。
どれにしようか、迷いに迷う。どれも美味しそう…

ムリっ!決められないっ!


…というわけで、3日間通う覚悟を心に決めたのだった。

ほどなくして店内へ…


さすが勝本。明るくて清潔感あふれる店内。
そして板前さんにしか見えない清々しいスタッフの皆さんの
「いらっしゃいませ!」の声にひとりテンションが上がる。
店内に流れるアヴェ・マリアの歌声と相まって、とても気持ちがいいのです。

3種類のスープのうち、いちばん気に入ったのはこれ。
あさり塩スープの「味玉塩そば」850円
フレッシュなあさりと、鶏と煮干しでとった清湯の旨味スープは驚き!
最初はお吸い物?というような繊細な印象なのだけれど、
徐々にあっさりの奥の深いコク、複雑な味わいが現れる。
(フランスと与論島の2種類の塩をブレンドしたんだそうな!)
モリーユ茸のコンフィやゆずの香りなんて、なんてセンス。

さまざまな食材のハーモニーが計算しつくされていた。

浅草開化楼製の麺も、3種類のスープすべて微妙に違った。
チャーシューの肉のやわらかさ、火入れの具合も絶妙。


こちらは「特製中華そば」930円
鶏と煮干しスープの丁寧な味わい。
滋味あふれるスープは一見シンプルだけど、とても奥深い。

そして最後は「特製濃厚煮干しそば」980円
丸鶏、鶏ガラ、ゲンコツをベースに、煮干し、鯖節、昆布などの魚介が加わった濃厚なスープ。
豚骨スープなのにぜんぜん臭みがなく、丁寧で複雑、そしてコクのある味わいに感動。

麺は3種類の中ではいちばん太い印象。

薬味にもこだわりが。煮干し豚骨スープにおすすめとあった
唐辛子の辛さと山椒の香り豊かな黒七味。
ちょっとトリュフを思わせる香りやゆずの風味も感じられた。
後半、味の変化もまたたのし。

結局、3日通ってしまった水道橋勝本。でも大満足!
今回も驚きと感動をありがとう!
はぁ、美味しかった。

中華そば勝本
東京都千代田区三崎町2−15−5 三崎町SSビル1F
11:00~22:30
日曜定休