それはきっと愛に違いない。再び神保町Ceppoへ

神田・神保町

「炭火焼Ceppo(チェッポ)」(東京・神保町)

このまま梅雨明けがないと、その年は「梅雨明けなし」となるらしい。
なんとなく元気が出ず…ふと覗いたCeppoのfacebookに美味しそうなお知らせを見つけた。

美味しい牛サガリの炭火焼き目当てにチェッポに通っているものの、今日のお目当ては「仔羊と夏野菜のトマト煮」と「セイゴのフライ タルタルソース」。週替わりの2品。
実はあまりの美味しさに今週2回目の訪問。

やさしい甘みの温野菜と自家製ガーリック?ドレッシングがしみいるサラダ。安定の美味しさ。

そして自家製パン。美味しさのあまり、うっかり料理より早く食べ終わってじっと空のお皿を眺めていると、「おかわりありますよ」と見透かされる…ありがたい。

まずはセイゴのフライが到着。白身がフワッフワだ。ひとつひとつ丁寧にパン粉をつけている自家製フライ。卵の入ったやさしい甘みのタルタルソースがぴったり。おいしい。

実はわたしは羊料理が大の苦手。それなのにfacebookの「仔羊の肩肉をじっくりトマトで煮込んであります。柔らかく食べやすいですよ」に抗えなかった。結果、今日は羊の美味しさに目覚める記念日に!

ズッキーニやナス、人参、セロリなどの野菜と、丁寧に油を落としたほろほろするくらい柔らかな肩肉。トマトの酸味と野菜の甘み、そして「このハーブってなんだろう?」と思うときっとこれは羊の薫り…?
羊の匂いが苦手で食べられなかったのに、それが魅力になるなんて! なんてこったい。

↑なめてはいませんよ…ねんのため。
あまりにおいしくてこの週、また来ることになるのだけれど(週替わりメニューのため)、羊が苦手といいながら、また注文して美味しい美味しいとさわぐ私に、シェフは「羊の油を丁寧に取り去るからですかね。羊好きのお客さんには怒られちゃうんですよ」と可笑しそうにヒミツを教えてくれた。

デザートもプラス200円でいただくのが申し訳ないような美味しい「カラメルナッツのアイス」
きっとこれも自家製なんでしょう!

炭火焼きのお店なのに、フライも煮込みもランチにつくって大変としか思えない。パンも手作りだし。作らないでしょ!普通。 それでも作る理由は、それは愛としか考えられない。
もくもくと食べている常連さんたちにも同じ気持ちか、いつか聞いてみたい。

テイクアウトもはじめられたようで、いつかこちらも。
今日も本当にごちそうさまでした。

Ceppo(チェッポ)
☎(03)5577-4016
東京都千代田区神田神保町1-18-5
ランチ  火曜日~金曜日
11:30~14:30(ラストオーダー14:00)
ランチ 土曜日
12:00~14:30(ラストオーダー14:00)
ディナー 火曜日~土曜日
18:00~22:00(ラストオーダー21:00)

日曜・月曜・祝日定休

神保町駅(半蔵門線、都営三田線、都営新宿線)
A5出口より徒歩3分