「学士会館レストラン ラタン」(東京・神保町)
神保町・御茶ノ水の界隈は、日本のカルチェ・ラタンと言われているとかいないとか。
大学や出版社、古書店や書店街が多いアカデミックな雰囲気と、飲食店や小さなお店がごちゃごちゃ混在している雰囲気が好ましい。アテネ・フランセのある山の手の方は、緑も多くてよりパリ感がある。
そんな神保町にひっそり?ある「学士会館」。1928年に建てられた建物で、国の有形文化財に登録されている。国立7大学出身者の学士の親睦と知識交流のために作られた場所らしい。
建物の中に入ると、敷き詰められた赤い絨毯、優雅な階段の手すり、レトロな照明など、クラシカルな洋館建築の雰囲気にうっとりする。中にある3つのレストランは、学士でなくても利用することができる。
まるでクラシックホテルの雰囲気。美しい長い廊下の先に、フランス料理「ラタン」がある。
天井の高いクラシカルな店内。素敵な気分になれるのに、かしこまらない雰囲気も大好き。
年配の学士のご家族風の方々もいれば、近所で働くサラリーマンとおぼしき方々も多い。
ランチタイムはいつも「ラタンランチ」(1580円)をお願いする。
本日の前菜にメイン、デザートと珈琲などがついてくるのだからとてもリーズナブルだと思う。
まずパンがかわいい。こんな小さなバゲット!見たことない。
それでは、ある日の前菜を。↓
どれかひとつですからね…
そしてメインはこんな感じ↓(本日の魚か肉を1つ選ぶ)
そしてデザートも魅力的です。
一体何回来てるんだ! と叱られそうなくらいに来ている…(-_-;)
料理の味やお店の雰囲気もさることながら、スタッフの皆さんも素晴らしい。
窮屈すぎず、それでいて節度ある距離感とサービス。
「今日はおひとりですか?」
「どうぞ良い週末を」
なんだか自分が淑女になった気さえしてくるのだ。
そういえば亡くなった父は本当に学士だったけれど、ここへは一緒に来たことなかったな。
もっと早く知っていたらと思うばかり。
それにしても営業再開してよかった! 今日もごちそうさま。
素敵な1日にできそうです。
Latin (ラタン )
東京都千代田区神田錦町3-28 学士会館1階
定休日 月曜日
営業時間 ランチタイム 11:30〜15:00 (L.O 14:00 )