1949年創業、日本最古？のインド料理店へ

ナイルレストラン＠東銀座

「今日ランチやってますか？」
「やってるよ〜やってるよ〜」

２回も「やってるよ〜」っていう電話口の陽気な調子に、何だか嬉しくなってしまった。
ものすごく歓迎されている気がする。おじさんのおいでおいでが見える。
これは行かねば！

このところ、食べに行こうとするお店がことごとく閉まっていて、
振られ続きだったので（単に下調べ不足なんだけど）、
今日はちゃんと電話をしてから出かけることにしたのだった。
向かうのは、ずっと行ってみたかった東銀座のナイルレストラン。
素敵なウェルカムをありがとう。

「いらっしゃい〜」
入り口で出迎えてくれたのは、ナイルレストランの２代目G.Mナイルさん。素敵な笑顔がまぶしい。
さっき電話に出たのは、ナイルさんかな？　真っ赤なシャツがとてもお似合いなのだった。
初対面で大変フレンドリー。２階へ案内してもらう。

まず目に飛び込んできた壁画！
素敵！！

神様に女性が捧げるのは、名物ムルギーランチ〜
色とりどりの植物や鳥、人間が描かれて美しい。

そして細いところをよく見ると、おもしろい！
きゅうり？を指差す少年？　それとも、この子も神様なんだろうか…

壁画のすみにこんな人たちも発見。
ナイルレストラン創業者A.Mナイルさん（右）と先ほど１階で会ったG.Mナイルさん（中央）、
そして３代目の善己ナイルさん（左）の子供のころ、だそう。
「もうせがれはこんなに可愛くないけどね〜。40過ぎたおじさんだけどね〜」とナイルさん。
1949年創業の日本最古?のインド料理専門店の歴史。。。を感じる。

そうこうしているうちに、料理が到着！
こちらは名物のムルギーランチ（1500円）。
ほぼ店内すべての人がこれを注文している模様…人気だ。
こだわりの地鶏肉「いわてっこ」のモモ肉を７時間煮込んだスパイシーなカレー。

まずお店の方がていねいに鶏肉の骨を取り、ナイフで切り分けてくれる。
何だかそれだけで、大事にされている気持ち..。.
ますます美味しく思えてくるから不思議だ。素敵なサービス。

「全部をよくまぜて食べてね〜。もっと美味しくなるから」とニッコリ。
え、そうなんだ。でもまずは試しに混ぜずに一口！
う〜んスパイシーなカレー。私にはほどよい辛さ。玉ねぎがたくさん入っている旨味を感じる。

それから、言われた通りに全部をよ〜く、よく混ぜて食べてみる…
う！なるほど。　炒めたキャベツとバターのきいたマッシュポテトの甘みと旨味が、
スパイシーなカレーと混ざって、味の奥深さが増した感じ。
全て一緒に最初から煮てあるカレーと違って、野菜の独立した味が、かわるがわる現れてきて面白い。
なるほど。ぐちゃぐちゃに混ぜた方がこのカレーはおいしい。

こちらはマトンカレー（1200円）
こちらは一般的なカレーのイメージ通り。白いご飯とカレーが別々にサーブされる。
玉ねぎをはじめとしてたくさんの野菜の旨味と、マトンとジャガイモのスパイシーなカレー。
こちらもスパイスと野菜、肉の旨味が凝縮していておいしい。
ムルギーランチのルーともまた違う味で、よりスパイシーで甘みは少ない感じだ。

どちらも美味しかったけれど、ナイルレストランに来たら
やっぱりムルギーランチかな。
みんなが注文するのも頷ける個性がある。

こちらはラッシー。
マンゴージュースかな？と思えるほどフルーティさを感じるラッシーだった。
味が濃くておいしい。

お腹いっぱい。大満足でお店を後にする。
カレーの味もさることながら、お店のホスピタリティにおなかいっぱい。
雰囲気も楽しいし、スタッフも陽気で、また来たいお店がひとつ増えた。

ごちそうさまでした！

印度料理専門店　ナイルレストラン
〒104-0061 東京都中央区銀座４丁目１０−７
03-3541-8246

その後、銀座方面に向かう。
途中、紙パルプ会館の前に酒造りのお米になる稲穂を、ホバリングしながら懸命食べる鳩に遭遇。
たぶん、すごくいいお米で美味しいんだろうと思う。
公園でエサをついばんでいる鳩より、なんかワイルドで素敵。
大きくなれよ〜

さらに進むと、王子サーモンのお店が。
２階に長野県軽井沢の「リビスコ」というジェラートショップがオープンしたとのことで、
ちょっと寄ってみることに。
軽井沢に行かないと食べられなかったジェラートらしく、
8月22日にオープンしたばかりのお店はとてもにぎわっていた。

ダブルカップを二つ注文。
オブセ牛乳＋生チョコ（左）とラムレーズン＋アーモンド（右）
「毎朝」新鮮な牛乳と生の果物からリビスコのジェラートは作るんだそう。
糖分もひかえめらしく、素材をそのまま食べているような味わい。
とくにアーモンドはローストしたアーモンドがゴロゴロはいっていて、毎日でも食べたい気持ち。