台湾式の朝ごはん「東京豆漿生活」はやさしい味

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「東京豆漿生活」(東京・五反田)
昼食後、ふらふらと五反田の路地裏を歩いていて、不思議な引力にすいよせられた。いったい何のお店なんだろう…。

看板を下げようとしている人がいたので、話しかけてみたところ「台湾の豆乳の料理のお店なんです。台湾では朝食を外で食べる文化があって、東京にもあったらいいなと思って開いたんです」と教えてくれたそのときは13時。
もう閉店…? 朝食の店?? 気になる、でもお腹はいっぱい。
次回を誓って、そして今日、ついにやって来た!

一見しては何の店かいっさいわからない…

椅子とテーブルも種類、大きさがさまざまで、自由な感じが私の好みだわ〜。
いざ、レジへ。

てきぱきと働くスタッフの皆様。
やさしい光に照らされて、木のお皿にのったパンたちが美味しそう…

メニューが何がなにやら、ぜんぜん分からない…ので詳しく聞いてみる。

迷い迷って、豆乳にお酢などを入れてふわっと固め、干しエビやネギを入れた豆乳スープ「鹹豆醬(シェントウジャン)」(450円)というのを頼んでみた。
「豆醬」というのは豆乳のことらしい。
ちなみに「鹹豆醬」は食事寄りの味(塩方向)で、「黒糖豆醬」というのはスイーツ寄りの味(甘方向)だということだった。
く〜! 甘い方も食べたい〜
と思いつつも、次回次回…
プラス、もうほとんど売り切れ状態のパンの中から「焼餅(シャオビン)」(180円)に「ネギ入り薄焼き卵」(100円。オムレツっぽい)をはさんでもらったものを追加注文!

番号札を呼ばれ、カウンターに取りに行く。
なんともおいしそう!な「鹹豆醬」がこちら。

友人は「鹹豆醬」とネギと肉を生地で包んだ「葱肉酥餅(スービン)」280円を注文していた。ごまがイイね〜

なんともやわらかな、やさしい味わい〜
豆乳の自然な甘みと、中に沈んでいる具材の旨み(干しエビ?少し酸味のある竹の子のようなものも感じた)がアクセントとなって滋味溢れるハーモニー。
あっさりして、シンプルな味だから、台湾のお母さんの味なんじゃないかと想像がふくらむ。
上に乗っているのは、カリカリふわふわの油条(ヨウティヤオ)を刻んだもの。

すくうと柔らかい汲み豆腐のような感じ。やさしい甘さ。

胡麻たっぷりの香ばしいサクサクの焼餅に、はさんだ卵は…アジア風クロワッサン?とでもいう感じ。パン生地がうす甘くて、それもお気に入り!

パンが入っていた袋も、かわいくて萌える… 台湾ノスタルジー

店内にある豆漿製造室。工場見学気分でのぞきこんでみる。
朝一番からここで豆乳をしぼっているんだそう!

どこかエキゾチック。
ちょっと外国にいるような錯覚も芽生えて楽しくなる。

12時半でこの品薄感…人気なのね!
早めに11時半に入ったけど、それでも遅いのか。今度は本当に朝食にきてみようかな。

楽しく、美味しい台湾カルチャー!
ごちそうさまです。また来ます。

「東京豆漿生活」
東京都品川区西五反田1-20-3
営業時間:8:00〜14:00 (なくなり次第終了)
定休日:日曜日