なんちゃって深夜特急

赤坂・六本木

「中国名菜 孫」(東京・六本木)

海外旅行に出たとき、
生きている実感がわくのは、私だけ?

私は、パッケージツアー派…ではなく、断然個人旅行派。
往復の航空券と初日のホテルだけを予約して、
あとはローカル線やバス、国内線を乗り継ぎ、その日の宿を探しつつ、
行き当たりばったり、気ままに異国の街をさまよいたい。
さながら、沢木耕太郎の『深夜特急』のように。

そんなときは、日本では安心して閉じている第三の目が開くようで、普段ぼうっとしている私が、スリをいち早く見つけ、値段交渉での熾烈な戦いをくぐりぬけ、路地裏に潜むローカルに人気のレストランを嗅ぎつけたりする。
そんなとき「ああ、生きている!」と感じるのです。

海外旅行ご無沙汰の、ながらく平和ボケだった私に、その感覚を思い出させてくれたのが「中国名菜 孫」六本木本店。

六本木ミッドタウン近くの裏通りに、ひっそり。
知らなければ見落としそうな入口。

地下の暗い廊下を進むと、想像より広い店内が広がる。
夜はかなりの高級店のよう。

以前、コレド室町にある日本橋店で食べた「西紅柿涼麺」を…と思ったけど、迷う!
なんだか色々美味しそう…

私が頼んだのは「孫チーフの坦々麺(大辛)」1150円。
大辛の下に「辛さの調整はできません」とあり、ビビりながら一口食べたが、ちっとも辛くなく一安心。むしろコクのあるスープと時折感じる花山椒、細麺…今まで食べた坦々麺でいちばん好きかも!

こちらは「西紅柿涼麺」1500円。
プリプリした海老と卵、みずみずしいトマトが夏にぴったりなメニューです。
これでもか!と入っている、生のトマトのジューシーな甘みがなんとも美味しい!

別皿で供される胡瓜は、歯ごたえを楽しむためなんだとか。
お好みのタイミングで、西紅柿涼麺に入れて楽しめます。

いかにもやり手らしい女性スタッフが猛プッシュするのでオーダーしてしまった「海老の揚げ春巻き」(これが2本)しっかり味付けされたプリプリの海老のすり身をチリソースでいただく。
美味しい…美味しいけど、これは多い!頼みすぎだった〜失敗..と思い、ハタと気づく。
あれ待てよ、そういえば値段聞いたかな?

そんなことを考えていたら、どこかで見た風貌の男性が目の前を通り過ぎた。

あ、この人は…!

常連のお客らさんらしき人たちと、一緒に写真を撮っている。

あ、孫さん!
私も!!(挙手)
(*゚∀゚*) /

ずうずうしく声をかけたのにも関わらず、快く応じてくださった孫成順さん。
「いやいや、とっても嬉しい!嬉しいですよ〜」となんとも気さくな方だった。
(中国料理最高位「特級厨師」の資格を、史上最年少(当時)で取得した、立派な料理人だのに…)


さて、会計時にはじめて春巻きの値段を知る。


やっぱ、いちばん高いじゃん… (1700円) (((^-^;)


まんまと彼女の甘言につられちゃったけど、外国だとたまにあるよね。
ここでは料理はもちろん、接客も本場仕込み。
対する私は、日本モードで大敗を喫した…
言われるがまま、ぼんやりしていたのは己のせい。
しっかりしろ!次回は、ちゃんと欲しいものだけ注文するぞと心に誓う。

ちなみに、コレド室町の「中国名菜 孫」日本橋店はこんな感じです。↓

コレド室町の中でも、異国の感じ。

「西紅柿涼麺」1500円。
日にもよるのかな?
こちらの西紅柿涼麺の方が、六本木店よりもスープが多くジューシーで好みでした。

その日、限定サービスランチだった「白身魚の甘酢あんかけ」1430円。
フワフワな衣のフリッター風。

日本橋店の方では、ランチは小皿の前菜やスープなどのサービス付き。
土地柄、周辺のサラリーマンやOLさんも多く訪れることもあってか、コスパのよさが感じられました。

中國名菜 「孫」 日本橋店
東京都中央区日本橋室町2丁目2−1 コレド室町1 3F
03-6225-2728
無休

総括。どちらのお店にも良さがあり…
六本木本店の方は、中国旅行のようなやりとりがあり、孫さんにも会えて楽かったし、
日本橋店の方は、ランチメニューのバリエーションも豊富で、まだ色々試してみたいメニューも沢山。

何よりまたひとつ、好きなお店ができたことが喜ばしい。
美味しい料理、ごちそうさまでした!