「Moti （モティ）」（東京・六本木）
インド料理店は数あれど、気持ちまで豊かにしてくれるモティは特別な存在！
創業1978年というけれど、25年くらい前から通っているわが旦那も、
その頃からずっと変わらないこのお店のファンのひとりだ。
六本木通り沿いのビルの３階へ。
エレベーターのドアが開くと、一気に別世界！（しかもいきなり店内だ！）
スタッフは皆さんインドの方。とてもジェントルにご案内いただく。
土地柄、外国人のお客さんも多いので、
もう、だんだん外国の高級ホテルにでもいるような気になってくる。
この赤い絨毯、きらびやかな内装。
まるでマハラジャの宮殿に案内された来賓のような気分になれる。
といって、ボーイさん達のサービスは堅苦しいわけではなく、気取らずアットホーミング。
そして接客にも品がある。
これも、モティの大きな魅力だと思う。
そうこうしているうちに料理がやってきた！
これはヘルシーランチセット（1250円）。
３種類のベジタリアンカレー（豆、ほうれん草、ミックス野菜）にナンかライス、サラダとインド風ピクルス（これが最高に美味しい！）とドリンク（ラッシーをチョイス）がついてくるんだから、お得だと思う。
こっちはスペシャルランチ（1250円）。
カレー３種類はエビ、チキン、野菜。
チキンをマトンに変更してくれないかというちょっと迷惑なお願いにも、快く応じてくれた。
こういう気遣いがうれしい。
そのほか、カレー１種類を存分に楽しめるランチセット（1000円）はよりリーズナブル。
マトン、チキン、エビ、野菜…どれも美味しそうで困る。
ナンも立派。もっちり系。
手前の赤い玉ねぎのようなものが、おすすめのインド風ピクルス。なんか名前があるのかな？
甘酢漬けの玉ねぎにスパイシーな辛味があえてあり、絶妙のハーモニー。
ラッシーもなんか本格派感がある。
それとサイドオーダーにサモサ（280円）を頼んだ。インド風揚げ餃子？
サクサクとした生地の中にお肉がはさんで、揚げてある。
とくに、モティのサモサはソースが美味しい！
赤い方はちょっとジャムのような甘辛いソース。
そして、緑の方はたぶんパクチーとかレモン等が入っているあっさりしてスパイシーなソース。
甲乙つけがたいマッチングで、いつもじっと見つめながらじっくり食べてしまう。
どうやって作るんだろう？
ふう。お腹いっぱい。いつも大変満足だ。
そういえば、私はモティではじめてインド料理＝カレーではないと知った気がする。
インド料理には、多種多様なスパイスを組み合わせた野菜や肉の煮込みや和え物、
サラダや揚げ物、焼き物など様々な料理があって、もちろんカレーもある。
スパイスが使われているもの＝カレーと思っていた私は恥ずかしい。
ディナータイムに来た時は、見たこともないようなメニューがたくさん並んでいて、目が輝いてしまった！
そういえば、各テーブルに「1978年のオープン以来、豚肉、牛肉、ラード油は一切使用しておりません。
この方針は変わらず、ずっと守り続けています。モティはサラダ油、新鮮なチキンや野菜、質の良いハーブとスパイスを使用しています」と書かれた札が。
宗教上の理由ももちろんあると思うが、お店の姿勢と安心が伝わるメッセージだ。
モティを出る時、いつも満腹感だけじゃなく、
贅沢な時間を過ごしたな〜という満足感ももれなくついてくるから不思議。
これをマハラジャ感と言わずして、なんと呼ぼう。
ありがとう、モティ。
また来ます！
Moti （モティ）六本木店
東京都港区六本木6−2−35 六本木浜ビル3F
