住宅街にひっそり。南インド料理の名店、西新宿「コチンニヴァース」へ

新宿

「COCHIN NIVAS(コチンニヴァース)」(東京・西新宿)
このお店のことは、以前読んだ岡本仁さんの「東京ひとり歩き ぼくの東京地図。」で知った。本日で3回目。
ときどき思い出しては、無性に食べたくなる南インド料理の名店だ。

西新宿の新宿中央公園にほど近い、なんで?っていう住宅地にぽつんとある。
近くの駐車場に車をとめ、歩き始めるともうどこからともなくスパイスの香りが!?
香りを道しるべに、まさかここに店はないよね…という曲がり角にいきなり出現する。
いつもすぐ行列になってしまうので、今日はいちばんのりで店内へ!(これは帰りぎわに撮った写真)

店内はカウンター席も入れて、12人入ればやっと。こじんまりしてまるで人のうちに来たみたい。

いそいそ…

「写真撮らせてください!」というと忙しいのに、満面の笑顔を作ってくださったシェフの皆さん。
すごくにこやかでなんていい人たちだ!と感動の束の間、
このタイミングではないよね…のタイミングでシャッターを押しました。ごめんなさい…↓

この後、すぐにどーっと人がやってきてあっという間に満席。
平日の今日は、近所に勤める皆さんが多いみたいだ。
11時45分には満席で、表に人が並びはじめる。

Weekly ランチはこの安心プライス! 今日のランチはこんな感じ。
②のパラタセット(骨なしチキンカレー)と③エッグキーマを頼む。
(後で見るとスペシャルセットを頼む人が大多数。ややお得な印象。次回はぜひトライしたい)

まずサラダ到着。この前来た時ともまた違う。
シェフの気まぐれサラダなのね〜

そしてまずエッグキーマ到着。スパイスが香るやさしいキーマ。
それほど辛くないが、やっぱりスパイスが違う! 何が入っているんだろう…

目玉焼きをまぜまぜ。とろーり最高! ワクワクしちゃう…

続いてチキンカレーも到着。

く〜そして、パラタ! 南インドのディニッシュパンだそうですが、これ好き。おいしい〜
例えるなら、少し甘めのクロワッサンの生焼けの感じ!←褒めています!
外がサクサク。噛むとモチモチ。うす甘い。
これいくらでも食べられる〜
悪魔の食べ物だ。私にとって…

パラタ&ライス。太るとわかっても美味しいカレーの親友2人!
さらっとしたこの日のチキンカレーはとてもマイルド。
というか美味しくてあんまり辛い印象はないだけ? スパイスはかなり複雑。

そういえば、前に土曜日に来た時にはランチメニューはなく、アラカルトのみだった。↓

そのとき頼んだのは、まずサイドメニューの「マサラピーナッツ」400円。
スパイスが効いたシャキシャキ野菜にピーナッツがアクセントでとってもナイス。
なにこれ!? 新しい!

そして「コチンニヴァース」と検索すると第2検索ワードで出てくる「ビリヤニ」1400円。
この日はチキンのビリヤニを。
ビリヤニとは、具とバスマティライスを合わせた、インドのたきこみご飯的ボリュームライスのことだそうだ。
ご飯がパラパラで美味しい。ちょっとチャーハン的でもある。
スパイスはもちろん効いているけれど、不思議とやさしい味わいだった。

そして「キーマニルギリ」1080円。
ほうれん草のキーマの上に、卵と野菜がのった料理。スパイシーだけど、マイルド。
この料理の手慣れた感が、コチンニヴァース美味しさの秘訣だと思う。

はあ美味しかった。今日も大満足でコチンニヴァースを後にした。
駐車場で精算したら、滞在時間ピッタリ30分!
我ながら食べるのも早いけど、おじさんたちの料理を出すタイミングも驚異的に早かった…

私が思うコチンニヴァースの魅力は、
インドの定食屋さんもきっとこんなだろうなと思うところ(行ったことないけど)。
毎日でも食べられそうな疲れない料理が、ささっと出てくる。
日本にカレーの名店は多いけれど、コチンニヴァースは
見たことのない南インドの郷土料理までいろいろ楽しめる、珍しいお店。本当に旅行に来たみたいだ。

きっとインドのおふくろの味ってこんな味…?
私にとってコチンニヴァースの料理は、インド母さんの作った肉じゃがの味なのです。
インド行ったことないけど…。

また来ますね。ごちそうさまでした!

コチンニヴァース
東京都新宿区西新宿5-9-17 1F