「アヒルストア」（代々木公園 / 富ヶ谷・東京）
岡本仁さんの『東京ひとり歩き ぼくの東京地図。』で読んで以来、いつか行きたいと思っていたアヒルストア。
代々木公園駅から少し歩いた奥渋エリアにあるご兄妹が切り盛りする小さなビストロだ。
いつもは18:00〜24:00が営業時間のお店だが、15:00〜21:00で営業中と聞いて、アヒルストア のご近所に住む友達を誘って行ってきました。
18時前ですでに大盛況…ぜんぜん入れない。表の小さいテープルで、飲んでいる女性たちまでいる。
友人が少し遅れるとのことなので、ちょうどよいので表で待たせて頂くことにする。
ほどなくして友人も到着。しばし店の外でワインを立ち飲みで楽しむ。
ショーウィンドウの外から、美味しそう…とパイ生地パン↑を眺めていたら、
パン焼き担当の妹さんが出て来て「取り置きましょう」と気を回してくれ、入店後まっさきに出してくれた。
一時は入れないんじゃないかとも思ったけれど、本当に待っていて良かった…味。
（ じつは並んでいる間も、けっこうな数のお客さんが満席を確認して帰る…パターンに「もしやこのまま閉店時間に…？」と不安がよぎったのも事実）
最初は店内のワイン樽をテーブルに立ち飲みだったけれど、徐々に空いたカウンター席へ移動。
椅子は順番こ( ◠‿◠ )
今日は料理もワインも、すべてお任せにしてみる。
よく冷えたオレンジのワイン？ はじめてだったけど、すっきりした味わい。
名物のアボカドとタコのサラダ
豚肉とグリーンペッパーのパテ
札幌の二番通り酒店のワイン。
見たことのないワインばかりでとにかく楽しい。
鮎のフリット。
こんなに軽くてフワフワな魚のフリットははじめて。甘いオニオンのソースも絶妙。
こちらも看板メニューのスープ・ド・ポワソン。
カリッと焼いた青海苔のラスクも添えて。
チェンマイソーセージ。バジルとタイの餅米と一緒に。
自家製ソーセージだそうだけれど、これはエスニックなスパイスが効いた驚くべきソーセージだった。
餅米も日本のものと全然違う…！ 本当に美味しい、お気に入りの一皿。
気持ち的にはもっともっと食べたかったけれど…腹も身の内。今日はこれぐらいに。
とても感動した。
料理やワインの美味しさはもちろん、分け隔てなく、誰にでもオープンな雰囲気にも。
楽しそうな笑い声に満たされたアヒルストアを後にして、心も体も幸せな気持ちで家路についた。
見上げる奥渋の夜空がゴッホの「糸杉と星の見える道」に見えるほど…！
アメージング、アヒルストア 。
素敵な夜をありがとう！
アヒルストア
東京都渋谷区富ヶ谷1-19-4
03-5454-2146
営業時間：15:00～21:00LO、テイクアウトは11:00〜
定休日：水曜、日曜
